12月15日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された乃木坂46の冠バラエティ番組『乃木坂工事中』で、3期生の向井葉月が活躍した。
この日の企画は、世間に知られることのなかった乃木坂46の小さなニュースを紹介する「B級ニュース大賞2019」の中編。この回では今年4月~8月までの乃木坂46の世間で話題になったニュース(A級ニュース)とB級ニュースがそれぞれ紹介されたのだが、そんななかでMCのバナナマンを翻弄するほどの活躍を見せていたのが向井だった。
向井が用意したB級ニュースは「向井、新しいグローブを買う」というもの。ソフトボール経験者の向井が新しいグローブを買ったというタイトル通りのニュースなのだが、向井本人が言うにはキャッチボールをする相手が近くにいなかったため、現役アイドルであるにも関わらず平日の昼に公園に行って小学生とキャッチボールをしているのだという。
さらにそこから、その時の向井と小学生のやりとりをバナナマンの2人を子供役にして再現するという流れになったのだが、そこで向井は「イエーイ!」と言いながら突然子供にボールを投げるというバナナマンも驚くような方法でキャッチボールを誘っていることを明かす。最後はその話を受けた設楽統からその様子を自分のケータイで撮ってくるように言われたため、向井の出番は今後の展開にも期待ができるところで終わったのだった。
ここで気になったのは、向井がどの程度計画的にこのニュースを用意していたかである。向井は先週(12月8日)の放送で「向井、B級ニュースをたくさん作る決意」というB級ニュースを提供しており、その時に「去年はすごいクソつまんないのしか持ってこれなかったので、今年は言えるくらいのB級ニュースをいっぱい考えようと思って1年を始めました」と発言していた。このことを踏まえると、向井のこのニュースは単なるエピソードではなく、企画のことを考えて計画的に用意していた可能性があるとも考えられるのだ。
もしも公園で見知らぬ小学生とキャッチボールをしていたことも、バナナマンに子供役をやってもらったことも、すべて自分が番組で活躍するための行動だったとしたら……。
来年は彼女が世間にどんなニュースを提供するのか、今から楽しみである。
(文・鎌形剛)