高橋大輔
高橋大輔

  フィギュアスケーターの高橋大輔(33)が12月22日、全日本選手権に出場。シングルスケーターとして現役ラストとなる演技を披露した。

「ジャンプミスが響き総合12位という結果だったものの、高橋らしい情熱的な演技で会場を沸かせました。左足首のケガの影響で11月の西日本選手権を欠場。十分な練習が積めずジャンプミスやスタミナ不足は見られましたが、音楽をとらえた細かなステップや、セクシーで魅惑的な表現力など“高橋大輔ここにあり”という姿を十分に見せつけてくれました」(フィギュア関係者)

 この日は高橋の多くのファンも終結。「大輔を一番に考える」を意味する、「D1SK」タオルが会場を埋め尽くした。高橋がフリーの演技を終えた後は、会場に「大輔」コールが鳴り響き、「大ちゃん、ありがとう」という声も飛んでいた。

「まだまだシングルスケーターとしての高橋の演技を見たい、というファンも多いでしょう。一方で12月19日発売の『女性セブン』(小学館)の記事によると、フィギュア界の一部からは、高橋がアイスダンスに転向することで安堵の声も聞こえているそうなんです。

 というのも、長年続けられてきた互いのファンたちによる『羽生結弦VS高橋大輔』のマウントポジションの取り合いがこれで終わるでしょうからね。男子フィギュア界を引っ張ってきた2人は熱狂的なファンも多く、ことあるごとにSNSなどで“ゆづはもう高橋と次元が違う”“大ちゃんの表現力に羽生はまだ足元にも及ばない”などのバトルが繰り広げられてきたようなのです」(前出のフィギュア関係者)

 しかし、そのファンたちの争いももう終わる。

「『女性セブン』は、今後は別種目の競技者になり、共に2022年の北京五輪を目指す同志になることで、2人のファンたちにも和解ムードが漂っている、と報じています。しかも当の本人たちは、と言うと、12月23日に行われたエキシビションでは、高橋と羽生が手をつなぎ、笑顔でリンクを回る姿も見られました。互いの功績をたたえ合うような2人のこの姿に、両者のファンたちの長年のわだかまりも解けていったのではないでしょうか」(前同)

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