■ひなくりの正面から勝負するアーティストらしさ

 日向坂はこのあいだのひなくりがいろんな演出があって楽しかったです。「めっちゃこだわってるやん!! アーティストしてるやん!!」って。中でも私が一番いいなと思ったのは、『こんなに好きになっちゃっていいの』~『川は流れる』らへんのサブステージでの衣装ですね。真っ白な衣装に電飾がついていて、クリスマスっぽくてキュンキュンきました。

――サブステージとはいえほとんど真後ろでしたもんね。

 席からは見えないんですよね、幕張の会場って段がなくて言わばオールアリーナ。平坦なんです(笑)。あとは、(上村)ひなのちゃんがすっごく頑張ってましたね。ソロ曲『一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない』を披露しました。もう親心でひたすら頑張れ頑張れ……、と見守ってました。

――あの歌唱力は圧巻でした。末恐ろしい15歳です。

 あとこのライブの特徴は、みんなを巻き込むじゃないですけど、近いところその箇所箇所でライブをやってるというか。最初2、3曲メインでやったあとは、ずっと後ろのステージでやってて、どの位置のお客さんにも均等にやるのって、とても日向らしいなと思いましたね。

 それと、意外といったら失礼ですけど、今回は真正面からライブのみで勝負してましたね。

――MCも少なめに物語形式で続いていく方式でした。

良かったですね。ファンジックでキラキラしていて、ディズニー感といいますかなんか斬新でした。

――もっとトークやコントをやるものだと勝手に思っていました(笑)。

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