中国の湖南省武漢市で発生したコロナウイルスが世界中で猛威をふるっている。日本をはじめ、世界中で感染者が増え続けており、感染拡大の影響で、大勢の人が集まるイベントの中止も次々に発表されている。
大手広告代理店の電通では、本社ビルに勤務する５０代の男性社員が２月２４日に、新型コロナウイルスの感染検査で陽性と確認されたのを受け、東京・汐留の本社ビルに勤務する全従業員約５０００人を対象に、２月２６日から当面の間、原則として在宅で勤務する「テレワーク」に切り替えると発表。
「さらに資生堂は、２月２６日から３月６日まで、社内感染を防ぐため、従業員約８０００人を対象に原則出社を禁止すると発表しました。また、パナソニックも、法人向け機器事業などの拠点の社員約２０００人を対象に、３月１５日まで原則出社を禁止することを明らかにしました。
電通、資生堂、パナソニックと大手企業が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ措置としてテレワークを発表しましたが、いずれの会社も東京・汐留に拠点を置いているんですよね……」（スポーツ紙記者）
２月２５日、新型コロナウイルスへの感染が確認された運転手のハイヤーを利用した職員１０人が自宅待機を余儀なくされていた共同通信社も、汐留に本社を構えている。
