ダウンタウン
ダウンタウン

 ゲスという言葉すら生ぬるいクロちゃんに代表されるように、バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系・毎週水曜日22時~)では毎回、芸人が持ち寄った“説”という形で、人の心をザワつかせる企画を放送している。ターゲットの芸人をスタッフが拉致する様子を通報されて警察沙汰になった『数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説』というギリギリアウトな企画もあったが、めげずになおギリギリを攻め続けているのが番組の魅力と言える。

 その『水ダウ』でもとりわけ”ギリギリ”だった企画トップ3を紹介したい。

3位:もはや放送事故! ノーリアクションで6時間以上待ち続けた男

 2016年に放送された“『待て』と言われた時さすがに人なら犬より長時間待てる説”では、オードリー春日俊彰(41)の恐ろしい一面が明らかになった。

「スタッフの“少しお待ちください”の指示を守らずにロケバスから降りたら落とし穴に落ちる企画。ターゲットのDJ KOO(58)は11分34秒、戦場カメラマン・渡部陽一(47)は1時間6分15秒、バイきんぐ西村瑞樹(42)は1時間10分という記録。ここまでは、まだ“そこそこ我慢強い人”の範疇でした。待ち時間中に気晴らしで歌を歌ったり、確認の電話を入れていたりと、リアクションも常識の範囲内。

 ところが、春日は違った。まず本当に何もしないまま、1時間があっさり経過。座席から動かず、独り言もなく、3時間30分が過ぎました。本来は春日の後に西村知美(49)が登場するはずがバスが使えず、代わりに楽屋を利用する羽目に。スタッフも予想外だったでしょう。ちなみに西村は10分20秒でしたが、これが普通です。

 その後も春日は眠ることもなくボーっと待ち続け、最終的には隠しカメラの電源が落ちてしまう事態に。結局春日は5時間40分耐えた警察犬にも勝ち、6時間39分待ち続けるという前代未聞の記録を残して終了。しかも、バスを降りた理由について“トイレに行きたかったから。まだ待つつもりだった”、 “(来ないことに)ムカついていたし、ディレクターとの勝負だと思っていた”と発言。

 この春日の人間とは思えない忍耐力に、スタジオでVTRを見ていた面々も “怖い!”と声を上げていました」(芸能ライター)

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