3月8日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された乃木坂46の冠バラエティ番組『乃木坂工事中』で、2期生の鈴木絢音が国語辞典を愛読していることが明らかになった。
この日の企画は、メンバーがオススメしたい作品を自分なりの方法で紹介し、どれだけ見たくなったかをスタジオメンバーの投票で決定する「第1回オススメクイーン決定戦」の後半。この回では1期生の齋藤飛鳥、4期生の北川悠理と鈴木の3人が作品を紹介していたのだが、そんななかで鈴木が「オススメの書物」として紹介していたのが国語辞典(スタジオに持参してきたのは「三省堂国語辞典」と「新明解国語辞典」の2冊)だった。
鈴木は国語辞典の面白さについて「辞典にはそれぞれ個性があります。それは辞典を編んだ人の人物像とか人格とかが表れているからなんです」と主張すると、持参した2冊の語釈について「三省堂国語辞典」は客観的で短文・簡潔、「新明解国語辞典」は主観的で時に長文・詳細な訳し方になっていることを説明。
さらに鈴木は「新明解国語辞典」のユニークな語釈をクイズ形式で出題し、『はまぐり【蛤】』が「食べる貝として最も普通でおいしい」と訳されていることや、『なまいき【生意気】』が「機会があれば懲らしめてやりたい感じだ」と訳されていることをMCのバナナマンや他のメンバーに紹介すると、設楽統からは終始「面白い」「面白ぇな」と国語辞典そのものと鈴木のプレゼン内容の両方を絶賛されていた。
またこの回では、北川がオススメしたい作品として自作の小説を紹介していたのだが、その際に「次は推理小説を書こうと思っていて、今『六法全書』を読みながら亡くなった方とは結婚ができないという法律を軸に考えています」と次回作の構想を発表するシーンもあった。
同じグループに国語辞典を愛読しているメンバーもいれば六法全書を読んでいるメンバーもいるとは。この各メンバーが持っている趣味の幅広さこそが、乃木坂46というグループの強みなのだろう。
(文・鎌形剛)