■3月26日 カチューシャの唄の日 川村虹花(仮面女子)

 明治末期、日本においてヨーロッパの近代的な演劇を取り入れようとする動き、新劇運動の渦中にいた演出家で劇作家の島村抱月と、新劇女優の松井須磨子。この2人が中心となって結成された劇団・芸術座にて、トルストイの『復活』の初演が行われたのが1914年のこの日。この記念日は、そこで歌われた「カチューシャの唄」が当時の流行歌となったことにちなんでいる。そこで、ここではトルストイの『復活』にかけて、最近鮮烈な復活劇を見せてくれた美女を取り上げよう。

 仮面女子に所属する川村虹花は1995年生まれの24歳。高校1年時から芸能事務所に所属し、アイドル活動を展開しているが、2017年に総合格闘技と出会ったことをきっかけに、アイドルと格闘家という二足のわらじ生活をスタート。堅実に勝利を積み重ねていくが、迎えた2018年の大晦日『RIZIN:平成最後のやれんのか!』で1ラウンドTKO負けを経験。その後も波に乗れず、2019年は一勝もできない苦しい時期が続いていた。

 しかし、今年2月24日に行われた女子格闘技イベント「DEEP JEWELS 28」にて、スタートからパンチとローキックの猛攻でペースをつかみ、復活のKO勝利をもぎ取っている。何度負けてもくじけない、その“地下アイドル魂”は、さまざまなメディアで報じられた。

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