■田中圭がこれからも活躍し続けるためには?
が、だからこそ、私たちは彼のありがたみを忘れがちになる。その親しみやすさゆえ、いつもどこかに出て笑ってくれるのが当たり前と思ってしまうのだ。露出の多さは売れっ子の証。もちろんそれは喜ばしいことだが、飽きられる危険が高くなるし、批判も増える。土屋太鳳(25)を見ればそれがよく分かるではないか。
4月からの春クールドラマでは、『らせんの迷宮〜DNA科学捜査〜』(テレビ東京)と『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)と、2本の出演が決まっている田中。主演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』も待機中だ。体力持つの? 大丈夫!?
現在、30代の男性俳優は激戦区だ。佐藤健(30)や柄本佑(33)など、ガツンとした個性の持ち主も多い。そのなかで埋もれず飽きられず、田中自身も摩耗せず、活躍を続けてほしい。長きにわたって芸能界を泳ぎきってほしい……と、勝手に親のような気分になって見ている。頑張れ、いや、頑張り過ぎるな、田中圭!(田中稲)