高橋大輔と村元哉中
※向かって左から高橋大輔、マキシム・トランコフコーチ、村元哉中。画像はマキシム・トランコフのインスタグラムアカウント「@xam_trankov」より

 元フィギュアスケートアイスダンス日本代表のクリス・リード氏(30)が3月15日、心臓突然死により急逝した。

「日本のアイスダンス界を牽引してきたクリスの突然の訃報に、クリスの元パートナーで現在は高橋大輔(34)とペアを組む村元哉中(27)は“突然の訃報に言葉を失っています”と自身のインスタグラムに悲しみのコメントをアップ。フィギュア界が悲しみに包まれました」(スポーツライター)

 かつて日本のフィギュアでは男女シングル競技ばかりが注目され、欧米ほどアイスダンスの注目度は高くはなかった。

「しかし、クリスと実姉のキャシー・リード(32)がペアを組んだ“リード兄弟”が2006年から日本スケート連盟に所属を変えると一挙に日本のアイスダンスの顔になり、全日本選手権では7度の優勝を誇りました。2015年からはクリスは村元哉中とペアを組み、全日本選手権も3度優勝。彼は日本におけるアイスダンスの注目度を高め、貢献してきた立役者なんです」(前出のスポーツライター)

 平昌五輪後、2018年夏に村元とのペアを解消し、2019年12月に現役引退を発表。

「クリスは今年に入ってからは姉のキャシーと一緒にアイスダンスのコーチとしての新たなキャリアをスタートさせました。亡くなるわずか4日前には、自身ブログに“日本のアイスダンスをニューエイジにする。たのしみだよ!”と意気込みを語っていたばかり。これから新たなキャリアが始まるところだったのに、本当に残念で仕方ありません」(前同)

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