■王貞治「我々と一緒に歩んで来た人が…」
「ドリフターズの皆さんはどなたも音楽愛に溢れた方々で、中でも志村さんのブラック・ミュージックへの造詣の深さは有名でした。あの頃笑い転げながら見たヒゲダンス。ぽろっと弾いたら懐かしい。昭和の良き日の思い出が胸に広がった。最高のエンターテイナー、志村けんさんの御冥福を心からお祈りします」(ミュージシャン・布袋寅泰)
「志村けんさん、亡くなってしまわれたのか。僕も車椅子のユーザーになる前は毎夜のように麻布十番をふらついていた人間だから、志村さんとはあちこちで出くわした。会釈を交わす程度だったけれど、志村さんには酔っているようで崩れていない独特の酒品があった。その酒品を思い浮かべつつ瞑目して合掌」(作家・志茂田景樹)
「もう二十年近く前のこと。友人と食事をしていたら、たまたま同じ店に居合わせた志村さんが私たちの席まで来てくださり、『ご著書を読みました。とても感銘を受けました』と言ってくださった。志村さん、またお会いしたかったです。心よりご冥福をお祈りいたします」(作家・乙武洋匡)
「志村けんさん、国境を超えて台湾人にたくさんの笑いと元気を届けくれてありがとうございました。きっと天国でもたくさんの人を笑わせてくれることでしょう。ご冥福を心から祈ります」(台湾総統・蔡英文)
「素晴らしいおじさん。ありがとうございました」(ダウンタウン・松本人志)
「ぼくは全員集合に志村けんさんが加入したとき小学校高学年。いきなりめちゃくちゃに面白くて、髭ダンスや、東村山音頭や、バカ殿、英会話コントなど、そのコメディを貫く人間愛と音楽が好きでした。恐ろしい病気で、志村さんの音楽が突然止まってしまった。悲しいです。心よりご冥福をお祈りします」(脳科学者・茂木健一郎)
「『お互い歳だから、仕事に感謝して頑張って行こうな』って話していたんですよね、、。また1人、才能あふれる人が亡くなってしまいました、、。本当に残念でならないです。心からご冥福をお祈り申し上げます」(歌手・和田アキ子)
「志村さんとお仕事させていただいたことは誇りに思っております。一般的にはコメディアンの志村さんですが、レコーディングを通じてお仕事させていただいた時はミュージシャンとしての顔も見せていただき、とても感動した日を忘れません」(音楽プロデューサー・つんく♂)
「志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。その存在がどれほど貴重だったかを、彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら、と彼の早死が口惜しく、残念で残念で仕方ありません」(映画監督・山田洋次)
「ショックですよね。あれだけ世の中で頑張ってきた人。我々と一緒に歩んで来た人が、コロナという理由で亡くなるということは防ぎたかった」(福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治)
共演の有無を問わず、さまざまな方面から追悼のコメントが寄せられた志村けんさん。ここに挙げた有名人だけでなく、多くの国民が悲嘆に暮れている。新型コロナウイルスによって、日本はあまりにも大きな存在を失ってしまった――。