バラエティタレントとしての実績を評価するのは難しいけれど、伊集院光は「松岡茉優に俺の後を任せたい」と言い(TBSラジオ『伊集院光とらじおと』2019年4月24日)、明石家さんまからも「あいつ熱心やねん。ここに来ても、ものすごい考えて来てる」と評価が高い(関西テレビ『さんまのまんま』2015年7月18日)。バラエティ番組でポジションが被る人として、小島瑠璃子が松岡の名前を挙げたこともある。

 松岡自身の言葉からも、女優業とバラエティ業、どちらの仕事も大事にしていることが語られる。たとえば、彼女は女優を自身の天職だと語る。

「(10代のころに)『もしかして私、お芝居好きなんじゃない?』って口に出した瞬間に、もうなんか、血沸き肉踊るみたいな。ありとあらゆる穴から水が出て。(中略)俳優業が私の人生の職業だなと思ってます」(NHK総合『土曜スタジオパーク』2016年6月11日)

 もう一方で彼女は、芸人への尊敬の念を語り、サブMCを務めたネタ番組では次のように言う。

「大河に出てもこの番組に帰ってきます」(フジテレビ系『ツギクルもん』2016年3月12日)

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