■朝の名コンビ

 岡江さんの芸能生活を語る上でかかせないのが、『はなまるマーケット』で長年コンビを組んだ薬丸裕英(54)。2人は約17年半、お茶の間の朝の顔として親しまれた。

「岡江さんと薬丸の間には、長年にわたって“確執がある”と、不仲説が囁かれていました。“薬丸は岡江さんを自宅に呼んでいるのに、薬丸は一度も呼ばれていないから根にもっている“とか、“放送中、机の下で蹴り合っている”とか。“岡江さんが薬丸のことをハゲと呼んでいる”なんて言われていたこともありました(笑)。

 大らかで思ったことはハッキリ言う岡江さんと、几帳面な薬丸では性格が違いすぎることから、口論が多いと思われたのでしょう。ですが、不仲説が流れる度に2人は笑っていたようですよ。薬丸は後に、“不仲説の記事が出ると視聴率が上がるから助けられた”と当時を振り返っていました」(女性誌記者)

 岡江さんと薬丸は、プライベートでも交流があった。

「3男2女の大黒柱である薬丸に岡江さんがお米券をプレゼントしたり、薬丸が“夫婦で飲んでください”と岡江さんに高級ワインを贈ったこともあるそうです。『はなまる』10周年の時は、岡江さんは感謝の気持ちを込めて、エルメスのティッシュボックスを薬丸に贈ったといいます。さらに、クリスマスを薬丸の自宅で過ごしたこともあったようで、家族ぐるみで仲の良い関係だったそうです」(前出)

 『はなまる』が17年半視聴者から愛されたのも、岡江さんと薬丸の2人があってこそだという。

「番組がスタートした時、『はなまる』は3か月だけの放送を予定していたそうですが、料理や節約術を取り扱う番組は珍しく、視聴率はうなぎ上り。司会の2人の掛け合いも視聴者に好評で、気付けば長寿番組になっていたそうです。

 岡江さんは2015年の『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューで、 “ほんとに薬丸くんとは仲が良かったんですよ。私がポンポン発言して、10歳下の薬丸くんがフォローしてくれるという関係がずっと続いたんですから”と、長年パートナーとして歩んだ薬丸への感謝の気持ちを述べていました」(前出)

 薬丸は23日、自身のインスタグラムでコメントを発表。「突然かつ衝撃のニュースに震えが止まりませんでした。信じられないし、信じたくない」として、「芸能生活38年の中で一番長く一緒にお仕事をさせていただきプライベートでも仲良くさせていただきました。今はこの事態を冷静に受け止めることができず、心が乱れ、言葉も出てきません。私ですらこの状態ですから、大和田獏さんと大和田美帆さんのお気持ちを思うと、その苦しさや悔しさ等は本当に計り知れないものと思われ、言葉になりません。。。」と、胸中を明かした。

 生前、たくさんの笑顔を届けてくれた岡江久美子さん。改めて感謝し、お悔やみを申し上げたい。

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