■シリアスからコミカルまで変幻自在な演技
このシーンを見た視聴者は、ツイッター上で「笑顔が明るいキャラとのギャップで、明智とのやりとりが一層、切なく感じられた」「かわいさとコミカルさと切なさと……演技うまいなぁ」「細かい演技で表情がクルクル変わるの魅力的」などと、小芝の演技力を称賛する声が多く寄せられていた。
小芝は12年放送のドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)で女優デビュー。14年公開の映画『魔女の宅急便』で主役のキキ役を務め、15年の「第57回ブルーリボン賞」で新人賞を受賞。そして、同年に放送されたNHKの連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインの長女役に抜擢され、注目度がアップした。
最近では、昨年、放送されたドラマ『トクサツガガガ』(NHK)で、コミカルな妄想あふれる隠れ特撮オタクの主人公を熱演。その一方で、同年12月に4夜連続で放送されたドラマ『パラレル東京』(NHK)では主人公の女性キャスターを演じ、シリアスな演技力だけでなく、「ニュース読みが本物のアナウンサーみたいにうまい」などと、確かなアナウンス力にも高評価を得ていた。
キュートなコメディエンヌからシリアスな社会派まで、多様なキャラに化ける、変幻自在な女優・小芝風花に今後も注目したい。