プロ野球「意外な順位予想」超変則ペナントレースで大異変!の画像
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 4月23日、日本野球機構は、オンラインによる代表者会議を開いた。「プロ野球は、新型コロナウイルスの影響で、いつ開幕するか決まっていません(4月28日現在)。ただ、開幕しても、最初は無観客試合にすることが決定しました。現在、交流戦、オールスター、CSはなしで、日本シリーズは12月にずれ込む予定です」(全国紙運動部記者)

 コロナ禍による超変則のペナントレース。野球解説者の江本孟紀氏が、さらなる“大異変”を危惧する。「今シーズンは144試合行うことは不可能。ヘタしたら100試合前後で優勝を決めることになる可能性も。20本そこそこの本塁打王や、プロ野球史上初となる4割バッターが誕生するかもしれません」

 投手の防御率においても、1970年に阪神の村山実が記録した0.98以来となる0点台もありえる。

 前代未聞の異常事態だけに、ペナントの行方にも影響を及ぼす可能性が高い。「基本的には、各チームには歴然とした実力差がありますから、実力通りの結果になると思います。 セ・リーグは、原辰徳監督が率いる巨人が大本命。続いて広島、阪神、DeNA、ヤクルト、中日の順でしょう。そしてパ・リーグは、工藤公康監督が率いるソフトバンクが本命で、西武、楽天、日本ハム、ロッテ、オリックスの順になると思います」(前同)

 しかし、超変則日程ゆえ“奇跡”も起こりうるという。「開幕ダッシュで勢いに乗ったチームが、そのままペナントを制してしまう可能性もあります。試合間隔が集中することになるので、先発、中継ぎ、抑えがきちんと計算できるチームが有利ですね」(専門誌記者)

 前出の江本氏も、意外な伏兵となるチームをあげる。「セ・リーグだと中日です。昨季、中日はチーム打率が.268とリーグ首位で、チーム防御率も3.72でリーグ3位と、意外と投打のバランスが取れている。パ・リーグなら、オリックス。昨年、第2回WSBCプレミア12で大活躍した山岡泰輔をはじめ、投手がそろっているので、歯車が合えば上位進出も不可能ではありません」

 開幕延期で始まる波乱のペナントレース。大方の予想を裏切って、昨季5位だった中日と最下位だったオリックスによる日本シリーズが実現する!?

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