■機転の効いた橋本イジり

 番組の終盤、オーナーの夫婦がインタビューに応じる姿が、視聴者の涙と笑いを誘った。

「事前に妻から“夫が仕事一筋すぎて、お礼を言われない”という相談を聞いていた富澤は、開始早々“ありがとうが足りない”と直球で指摘。“心では思っていたけど、口にしたことはなかったと思う”と、夫は妻に感謝の念をしっかり伝えたところ、妻は“初めてです……”と感激して、声を詰まらせていました」(前出の専門誌記者)

 その場が感動的な空気に包まれ、思わずもらい泣きしてしまった橋本に対して、伊達は「ほら、マナミちゃんが涙してる。(新婚生活)大丈夫? うまくいってる?」と、新婚の橋本をイジって、見事に笑いに昇華させていた。

「サンドは、今年3月20日の東京オリンピックの記念式典『復興の火』での対応力も話題になりました。宮城県松島市の航空自衛隊松島基地に到着した聖火を迎える到着式に出席し、その火を石巻市まで運んだのですが、冨澤が“この火(聖火)でタバコをつけて……”とボケて笑いを誘っていましたね。バスが渋滞に巻き込まれると、富澤が窓を開けてランタンを沿道の見物客や渋滞中の近くの車の人たちに見せるサービスをして大喝采。

 石巻についてからの式典でも、聖火皿に火が付かない、という予想外のハプニングがありましたが、サンドは、“富沢の膝に水がたまっている。その水で火を消さないように気をつけたい”など、実に25分間もアドリブとコントでつないで、“神対応”と絶賛されました。今回の橋本イジりもそうですが、本当に機転が利くんですよ」(前同)

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