■迷走の日々は続く

 2016年からはツイッターで「#まいにちチクショー」というシリーズをスタート。2020年現在までほぼ毎日休まず続けており、リプライ欄も毎回100件前後と好評ではあるのだが、基本的には厳しい声が多く、「???」「うーん、これは20点」「今日もダメだな」と、手厳しい意見が見受けられる。

「ほぼ休まずに継続している姿勢は評価できますし、ごくまれにバカウケすることもある(笑)。最近だと、19年7月に闇営業騒動を扱った時事ネタで、

“私は圧力でテレビ出られてないと思ったら~、実力でした~。チクショー!”

 は大好評で、17.4万いいねを記録しました。もっとも、それ以外は1000に届かないことも珍しくないんですけどね(笑)」(前出の専門誌記者)

 5月20日には「ジビエかと思ったら~、ビエ~!ビエ~!THE・エビ!でした~」、21日は「世界の中心でチクショウ叫んだら~、シロップが落ちてきました~」などなど、正直イマイチよくわからない「チクショー!」が叫ばれていて、反響もイマイチだった。

 あまりのスベりぶりのせいなのか、今年4月15日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画『コウメ太夫にネタのダメ出しされた後輩 誰一人何一つ直さない説』では、ターゲットの後輩芸人3人(芸歴10年のコンビ芸人ゆうきたけしと、1年目のピン芸人やす子)が本当に誰一人として、ダメ出しされた点を直さないという無慈悲な結果に終わっている。

「ピン芸人のやす子にダメ出しをしたのは、実際はキングオブコント王者のバイきんぐ。つまり、的確なダメ出しの内容を、コウメ太夫を経由して後輩芸人に伝えた場合でも、後輩芸人はミスを修正しなかったんです。人柄はともかく、後輩芸人にも芸については全く信用されていないのが分かります」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4