■日テレは竹内で応戦!

 日テレは、そのTBSに対抗するために、『カホコ』を選んだのではないか、とする声もある。『カホコ』は、日テレでは『女王の教室』や『家政婦のミタ』、2019年にも『同期のサクラ』を手掛けたヒットメーカー・遊川和彦氏が脚本を担当したことでも有名な作品だ。

「主演の竹内は、“国民の彼氏”の異名を持つ、佐藤に負けないイケメンですからね。『カホコ』では、過保護に育てられた究極の箱入り娘・加穂子(高畑)と恋をする、画家を目指す美学生・初(はじめ)を好演しています。5月22日に竹内主演の『テセウスの船』(TBS系)の再放送も終了し、タイミングとしても、バッチリではないでしょうか?」

 テレビ朝日は木村拓哉(47)主演の『BG~身辺警護人~』のシーズン2が延期になってしまったため、現在はシーズン1傑作選を放送している以外は、平時から『相棒』や『科捜研の女』などなど、ミステリーや刑事ドラマをほぼ毎日のように再放送しており、こうした状況下でも、どこか安定感がある。

「テレビ東京も、スタジオ収録ができない状況で開き直り、さまざまな『在宅バラエティ』を放送して人気を博しているほか、ドラマでも5月22日深夜から山田孝之(36)主演の大ヒット作品『勇者ヨシヒコと魔王の城』が放送されます。

 フジテレビも、嵐・大野智(39)主演の『鍵のかかった部屋』が、18日放送の特別編は関東地区の視聴率11.0%と、やはり好調。『野ブタ』で“再放送戦略”の先陣を切った日テレも、負けてられませんね」

『野ブタ』が予想以上の成果を上げた日テレ。『カホコ』で、ムズキュンブームを引き起こしたTBSを破ることはできるのかーー。

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