(6)視線をさらに45度上げる
だが、姿勢を正し、視線を水平に保ち続けるのは簡単ではない。スマホの操作が長引き、口の中がネバネバして気持ち悪くなってきたら危険信号。その場合の緊急措置は、水平目線から45度だけ上に上げることだ。「一瞬でもかまいません。実際に試してみたら分かりますよ。そうすることで両奥歯が離れるはず。しかも、呼吸効率は下を向いているときの2倍。口の機能は、それだけで元に戻ります」
(7)マスクを外す
ストレスも口臭の大敵。特にマスク着用で自身の口臭に気づいて、必要以上に悩むと、それがストレスになるという悪循環に陥る。「マスクの中が臭いからといって、通常会話で人に不快感を与えることは、ほとんどありません。どうしても気になるのであれば、一番いいのは、親しい人に口臭があるかどうか、確認してもらうことです」
思いつめるほどなら、思い切ってマスクを外そう。2メートルのソーシャルディスタンスを保てば、もともとマスクは不要なのだ。
これから暑くなる季節。上を向いてコロナと口臭に打ち克とうではないか!
■口臭がしなくなる「食事の心得」5か条
口臭をなくすためには、まず健康的な唾液を作ることが重要。そのための「食事の心得」5か条を紹介したい。
(1)食事時間をたっぷりととる(ゆっくりとよく噛む)
(2)食事中のお茶をやめる(流し込まない)
(3)食卓に一品は歯応えのある食べ物を(咀嚼機能を上げる=30回以上、意識的に噛む)
(4)野菜をどんどん食べよう(胃・腸・口がきれいになっていく)
(5)食べ物そのものの味を味わおう(薄味が良い。噛めば噛むほど味が出る)