渡部建(アンジャッシュ)
渡部建(アンジャッシュ)

 6月9日、芸能界に激震が走った。お笑いコンビアンジャッシュ渡部建(47)が、テレビ局に対し、番組出演を全面自粛することを申し入れたと、スポニチが報じたのだ。同紙によれば、自粛の理由として「視聴者が不快に思うようなスキャンダルを起こしたことを挙げ“番組に迷惑を掛けたくない”と説明している」という。

 その直前、6月3日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に渡部は出演。電話でゲストの悩みを聞く企画「今くら本音電話センター」で、MCの後藤輝基(45)、指原莉乃(27)、SHELLY(36)らレギュラー陣と、ゲストの渡部、佐藤仁美(40)、藤田ニコル(22)、野々村友紀子(45)が相談者の悩みに答えた。電話で登場したのは、女優の遊井亮子(43)やフリーアナウンサーの神田愛花(40)、タレント兼高級料理研究家の辰巳奈都子(32)。そして、2番目の相談者として登場した辰巳と渡部との壮絶な“バトル”に注目が集まった。

 辰巳は、5年以上“庶民的”な料理は一切口にせず、昨年は星つきレストランを100軒制覇し、フォアグラを食べるためだけにフランスに行くなど、高級食材しか食べない生活をしており、食費だけで月に200万円を超えると紹介された。これにSHELLYが「お金の出所は?」と質問、辰巳は「いろいろあるんですけど。応援してくださっている方とかもいる」と答えていた。そんな辰巳が「エセっぽいグルメの渡部さんに物申したい」と言い放ち、「渡部さんは自分で料理をしないのがダメです」と決めつけた。

 渡部が「なぜですか?」と尋ねると、辰巳は「私、自分で料理するんで分かるんですけど」と切り出し、料理の手間や作られる過程などを理解していないのは「野球経験のない人が野球解説者をやってるような感じ」と、渡部が料理について語るのはどうなのかと指摘した。辰巳の意見を冷静に聞いていた渡部は、「もちろん(料理をする人に)リスペクトはありますけど」と前置きし、料理の手間は知らなくていいと思っていると反論。自分はあくまでも食べる側であり、そこで自分が手順うんぬんに言及するのは「プロの話にド素人が同じ目線で話をしてるのと一緒なんです。だから食レポ界ではNGだし、お店の感想としても最悪」と語った。

 渡部は、素人がプロの料理人の手間を語ることを漫才好きにたとえ、プロに「分かります。すごいんですよね、間が」と言ったとしたら「サムい」と説明。「僕は、料理はしない。でもおいしいものを食べたいっていう姿勢でいつも向き合ってる」と自分のスタンスを明かすと、辰巳は「そういう姿勢がダメなんですよ、渡部さん」「そういう姿勢を崩さないところが渡部さんの人気が出ないところの一つ」と食い下がり、渡部から「人気はおまえよりはあるわ。絶対」とツッコまれていた。さらに辰巳が自粛期間中、高級食材を取り寄せて作った手作り料理の写真が紹介され、辰巳はいかに高級なものを使っているか熱弁。「グルメ通の渡部さんいらっしゃるんで分かると思うんですけど」と渡部に絡み、渡部は「あんまこの人と絡みたくないな」と苦笑い。

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