■不本意な“引退フィーバー”

 渡辺の引退発表後、高橋みなみ(29)はラジオ『高橋みなみの「これから、何する?」』(TOKYO FM)で「忙しい日々だったと思うので心と体を休めて元気になってほしい」と、小嶋陽菜(32)はツイッターを更新し「アイドルとして一度もみんなの期待を裏切ることなく走り抜けた麻友ちゃんは、私たち48グループの誇り」とつづるなど、かつての“神7”メンバーも渡辺をねぎらった。

 渡辺は今年1月1日、ツイッターに「あけおめ」と投稿して以降、SNSへの投稿がストップしていた。それが、芸能界引退が発表された6月1日、

「私事ではありますが、5月31日付けで長年お世話になりました事務所を退所し、芸能のお仕事を離れる運びと致しました。これまで関わって下さった皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました! 世間ではまだ大変な状況が続きますが、皆様くれぐれもお身体にはお気をつけ下さい」

 とツイート。しかし、このメッセージを投稿したあと、渡辺のSNSはすべて削除され、公式サイトも閉鎖された。

「彼女は、ファンに最後のメッセージを送り、そのまま静かにフェイドアウトするように引退していきたかったそうです。ところが、各スポーツ紙が一面で報じ、週刊誌も渡辺さん引退の特集を組んだ。またテレビでも多くの情報番組やワイドショーが彼女の引退を大々的に伝え、各界の著名人もその功績について言及しました。

 そういった一連の“引退フィーバー”も、渡辺さんにとっては本意ではなかったみたいですよ」(前出のアイドル誌ライター)

  1. 1
  2. 2
  3. 3