■キー局より大事な番組

『白黒アンジャッシュ』は2004年10月に放送開始。当時、ブレイク前だったアンジャッシュにとって初めての冠番組で、2020年現在も彼らにとって、唯一の地上波冠番組となっている。

「『白黒』は、ゲストを招いてトークやネタ披露、キー局の番組では見られない、渡部と児嶋の“2人トーク”を中心に放送しています。また、明石家さんま(64)、さまぁ~ず大竹一樹(52)ら独立局としては、異例の大物が登場するのも魅力です。ほかにも、アンジャッシュの所属事務所の今一番面白い若手芸人を決める“白黒-1グランプリ”という特別企画も放送されます」(前出のテレビ誌記者)

 独立局の番組ではあるが、渡部と児嶋にとっては、思い入れの強い番組だという。

「アンジャッシュが売れる前からやっていますから、彼らは他のレギュラー番組よりも強い愛情を持っているそうです。6月7日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、渡部は放送終了間際に番組にようやく参加。その理由について“一番大事な仕事、千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』があって”と説明しました。日テレの国民的人気番組かぶっても、『白黒』の仕事を優先するなんて、よっぽど大事なんでしょう。

 また、4月22日付の朝日新聞デジタルのウェブマガジン『&M』でも、渡部は“(『白黒アンジャッシュ』を)やめようっていう気も起きないですね”“死ぬほど忙しかった時期もこの番組はずっとやってましたからね”と番組愛を語っています。それは児嶋も同様で、“やめようとは思わないですよ”と番組への意欲を見せていました」(前同)

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