■イノッチが引き締める!

「地味」との声もあがるメンバーたちだが、リーダーの井ノ原がキッチリ締めていくことになるという。一見すると優しいイメージがあるイノッチだが、

「笑顔で何ごとも許容してしまいそうな井ノ原さんですが、実は仕事に対してはかなり積極的で、かつストイックだといいます。V6の中ではメンバーの意見をまとめて事務所に伝える立場で、ジャニーズの上層部にも、しっかりと意見を言うそうです。番組制作でも、積極的に対話し、“これは違うと思う”などと、しっかりと意見を伝えるといいますね。

『あさイチ』で長年タッグを組んできた有働由美子アナ(51)が2018年3月に番組を卒業した際、有働アナが辞める話を番組サイドが井ノ原さんに報告する前に、スポーツ紙がすっぱ抜いてしまったんです。これに井ノ原さんは“寝耳に水だ!”だと怒り、“有働さんが降りるなら自分も降りる!”と言い、自身も卒業となったそうです。井ノ原さんは“誰か1人やめるんだったら、みんなでやめたほうがいいとずっと思っていたので”と番組で語っていましたが、仕事に対してストイックで真剣だからこその思いでしょう。

『24時間テレビ』でも、しっかり者としてチームをまとめる役割になるでしょう。ちょっとゆるそうな雰囲気の残りのメンバーですが、井ノ原さんがいれば大丈夫、という安心感がありますね」(民放キー局ディレクター)

 メインパーソナリティーの統率は井ノ原で安心だろうが、肝心の企画はコロナ禍でピンチを迎えているようだ。7月6日の会見で番組の総合プロデューサーも「ずっと続けてきたあの形でのマラソンはできない」と、恒例のチャリティーマラソンが実施できないと説明。その一方で「ネガティブに考えるのではなく新しい企画を作れないか」と代替企画を検討していると語った。

「『24時間テレビ』は、核となるチャリティーマラソンがないと、番組としての締まりがないという意見が日テレ局内でも多数だと言います。そのため、番組を貫くような目玉企画は必要だと思われます。いつもと同じ公道を使ったマラソンはないものの、同じような企画は実施されるといいますよ」(前同)

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