■錦戸のイベントが業界の光明に?
「そんな中にあって、錦戸がキャパ1万人以上の会場でファンミーティングを行うというのは強気ですよね。5月25日、政府は、イベントや展示会の開催制限の段階的緩和の目安を発表しました。それによれば、現在はステップ2にあたり、屋内のイベントだと収容率50%以内で上限人数は1000人。7月10日からはステップ3で、同様の条件で収容率50%以内の上限人数5000人。そして、8月1日からは、同じく収容率50%以内で、人数上限はなしになります。錦戸のファンミーティングは8月の前半なので、まさにそのタイミングになりますよね。
ただ、今回の錦戸の動きは多くのアーティストとは真逆の動きで、かつ東京都では連日新規感染者が100人を超えており、それも30代以下の若者が中心。錦戸のファンも若い層が中心とあって、開催が近づくにつれ、かなり厳しい声が上がる可能性もある。一方で、音楽や演劇をはじめ、イベントに携わる関係者が、経済的にもう限界なのは間違いありません。
非常にリスキーなことではあるかもしれませんが、当然、密にならないよう、参加者の数を含め、コロナ対策には万全を期すはず。対策をとって問題なくイベントが運営できるのであれば、錦戸のファンミーティングが業界にとって、ひとつの光明となる可能性もあるんです。そのため関係者はその動向を注視しているんです」(前同)
第2波の懸念もささやかれる、コロナウイルスとの終わらない闘い。約3週間後に迫る錦戸のファンミーティングは、どんな形で行われることになるのだろうか。注目が集まる。