■“個性派ブサカワ女優”と呼ばれた過去も……ファッションセンスも開花!

「若い頃の彼女は、漫画原作モノのデフォルメされたキャラクターがハマり役で“個性派ブサカワ女優”として幅広い人気を獲得してきました。そのせいか、いまだに07年の『山田太郎ものがたり』(TBS系)や11年の『デカワンコ』、15年の『ドS刑事』(ともに日本テレビ系)の印象が残っている視聴者も少なくない。今回のドラマもコミックの実写版ではありますが、多部が演じるメイは“製薬会社に勤める営業成績NO.1の女性社員”という等身大のキャラクター。年齢を重ねた今現在の多部の魅力を最大限に生かせる役どころになっており、改めて彼女の美しさに気づいた人々も多かったのではないでしょうか。

 また、劇中でのメイのお仕事ファッションやメイク、アクセサリーなどの小物づかいが“かわいい”“参考になる”と早くも注目を浴びています。少々難易度が高いアイテムでもさらりと上品に着こなせるのは、小顔で頭身バランスのいい多部ならでは。センスの良い衣装や小道具が、多部演じるメイというキャラクターをより魅力的に引き立てています。今クールのドラマは『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)や『ハケンの品格』(日本テレビ系)など第2話で視聴率が急落するパターンが多いのですが、 初回の内容や視聴者の反応を見る限り『わたナギ』は視聴者離れにつながる要因が見当たりません。脚本はあの『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)を手掛けた徳尾浩司氏ですし、かわいさを増した“多部ちゃん効果”も相まって『逃げ恥』級に化ける可能性を秘めています。狙うは盤石のムズキュン王座・ガッキー超えですね!」と、テレビ誌ライターも多部に大いに期待を寄せるのだ。

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