■逮捕報道を乗り越えて超人気コンビへ

 被害者だというA氏は、兼近の父親の会社に一戸建ての内装と外装のリフォームを依頼したものの、2018年内に終わるはずの内装工事は進展がなく、2019年6月には、「早く工事を終わらせたいなら、追加で代金を払ってほしい」と連絡があったという。

 さらに途中で内装工事を投げ出したことに抗議したA氏に対し、兼近の父親は「自分のバックにはヤクザの不動産屋がついている。これまでもトラブルになったことがあるが、相手を黙らせてきた」と凄んだというから驚きだ。

 兼近については、2019年9月発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、芸人になる前に売春防止法違反の疑いで警察に逮捕されていた過去を報じたことも記憶に新しい。

 報道直後、出演予定だった『東京ガールズコレクション』への出演が取りやめになったほか、月曜レギュラーを務めていた『おはスタ』(テレビ東京系)からは降板。

「内容が内容だけに、女性を中心にファン離れが加速するかと思いきや、相方のりんたろー。(34)の抜群のフォローや兼近自身の誠実な対応もあり、ダメージは最小限にとどまりました。

 また、その逮捕報道当時、出演していた番組の降板危機がささやかれましたが、日本テレビの上層部が“過去のことで本人が罪は償っている”とし、降板などはさせないと判断を出したんです。日本テレビがそう判断したことで他のテレビ局も追随。現在は文句なしの売れっ子芸人として大活躍です」(前出の制作会社関係者)

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