■発売日直前の心境独白

――今回のフォトエッセイ『AVALANCHE』はカバーが通常版とamazon限定版の2種類ありますよね。手越さんはどちらが好きですか?

「うーん、難しいな。本当どっちも気に入っているんですよ。青い通常版は僕らしく“ポジティブ”って感じですよね(笑)。黒いほうは、新しいことに挑戦している感じがします。両方ともいいですよね」(手越、以下同)

――いよいよ、数日後には本が発売になります。今の心境はいかがですか?

「いやー、一刻も早く発売日が来てほしいと思っているんですよ。早く8月5日が来てほしい。このフォトエッセイはスーパーポジティブなものになっています。だから、本当に早く手に取ってほしくて。

 この本を読んでもらえば、自然とポジティブな感情が芽生えてくると思います。そして、“新しいことをやってみよう! 何かに挑戦しよう!”という思いを抱いてもらえるんじゃないかと。絶対にそう思っていただける、素晴らしい内容になっています!」

 そして、少し真剣な眼差しになってこう続ける。

「僕、これは真剣に思っているんですけど、今の世の中、本当にどうでもいいことで大騒ぎしちゃうじゃないですか。芸能人の不倫とか、未成年との飲酒とか……。不倫は夫婦のことで外野がどうこう言うことじゃないし、未成年の飲酒はもちろんダメだけど、それも周囲が大騒ぎすることなのかと。

 それよりももっと注目すべきことがいっぱいあると思っているんです。この前の豪雨災害のこともそうだし、来年は東日本大震災から10年です。もっと知るべきこと、考えることがあるんじゃないかと……」

  1. 1
  2. 2
  3. 3