■シリアスとコミカルを併せ持つ「二面性」
橋本さんは、映画『十二人の死にたい子どもたち』ではとてもシリアスな演技を見せています。一方、映画『銀魂』ではコミカルな演技が話題に。この「二面性」も彼女の持つ魅力のひとつです。
男性を虜にする「魔性の女」と呼ばれる女性たちは、この二面性を非常に上手く利用します。例えば、2人きりのときはたっぷり甘えて親密な気配を漂わせておいて、次に会ったときは挨拶程度のクールな対応しかしない。
すると男性は、「何か怒らせることしたかな?」とソワソワしてしまうはず。両極端な対応で男性を翻弄し、自分の存在を意識せざるを得ない状況を作り上げていくのです。
橋本さんが見せる二面性もまた、男性の心を掴んで離さない要素となります。コミカルな姿やシリアスな姿に世の男たちは興味を惹かれ、また新たな一面が顔をのぞかせるのを心待ちにします。その方向性として、セクシー路線……なんていうのも期待したいところですね。
橋本さんを世に送り出したのは、「奇跡の一枚」と呼ばれる写真でした。アイドルグループが乱立し、戦国時代とも言われるなか、そこから頭ひとつどころか何個分も抜け出して一気にスダームへと駆け上がったのです。いくつもの奇跡を生み出し、いまだ衰えぬ人気を誇る彼女こそ「究極のシンデレラガール」なのかも……??
(文・塚田牧夫)