■運営側が異例のコメント

「ガルちゃんは、各コメントに対して“いいね”のように、“+”と“−”で評価を付けるシステムなのですが、山おばのコメントには一般ユーザーでは不可能に思える偏った評価が集まっていたため、山おばの正体はコメントを煽るために操作していたとする、管理者の“自作自演”説が囁かれたのです。

 そのため、《管理人は山下ファン(一部で「山下おばさん」と呼ばれている方)ではございません》と、運営がわざわざ噂を否定する異例のコメントを出すまでに(苦笑)。エスカレートする荒らしと積年の悪行がついに被害を訴えるまでに至ったのでしょう」(前出・ライター)

 今回、運営会社が民事、刑事の両面で徹底抗戦の構えを見せていることから、山下おばさんは業務妨害などで逮捕され、また損害賠償請求が言い渡される可能性もあるということか。全国紙社会部記者が解説する。

「例えば今年4月、36歳の男性がネット掲示板に米沢市内の飲食店の名前を挙げて“新型コロナ”と書き込んだところ、店側が被害届を出したことにより男性は偽計業務妨害(虚偽の風説を流布し、他人の業務を妨害すること)の疑いで逮捕されました。また、これまで掲示板に殺害、テロ予告をした者が威力業務妨害で逮捕される事例も多発しています。いずれも3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑が科せられます。

 そして損害賠償ですが、個人や企業によってまちまちですが数十万円から数百万円、請求額だけをみれば数千万円にのぼることもあります。匿名であることから気軽な気持ちで掲示板に書き込む人がほとんどでしょうが、こういった訴訟対象になるリスクがあることを考えたほうがいいでしょう」

 はたして山下おばさんは本当に逮捕されるのだろうか。『ガールズちゃんねる』運営元の株式会社ジェイスクエアードに確かめてみると、

《いわゆる「山下おばさん」に関する事件については、弊社の顧問弁護士事務所に対応を委任しているため、先日公表した以上の情報をお伝えすることができかねます》

 と、広報担当者から書面で回答が寄せられた。

 山Pの騒動では逮捕者は出ていないが、思わぬところで彼に関する「逮捕のニュース」が流れるかもしれない。

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