■前向きな姿勢が評価されたぺこぱ

「思わず立ち上がってソワソワしている松陰寺太勇(36)を、松本は“感無量の感じよね”と指摘していたほか、最初はふつうにイスに座っていたのが足を組み始めたり、シュウペイ(33)がニッコニコで“俺らだから呼べたとか、何かそういうのも面白いな。みちょぱ来て、とかさっしー(指原莉乃)来て、とか”と、話したり、本当にうれしそうでした(笑)」(制作会社関係者)

 シュウペイはさらに「俺たちをあまり知らない人(視聴者)を取り込むには、たぶん他ジャンルの方(ゲスト)」がいいと思う」と、マジメに番組のことも考え、夢が大きく膨らんだ様子のぺこぱ。

 喜びのあまり、松陰寺は松本に「傾きすぎやろ!」とツッコまれるほど、身体を傾けて深く考え込んでいた。

「ところが、そのあとのニセの打ち合わせで、MCは東野幸治(53)でぺこぱは“冠かぶり隊”というロケコーナー担当だと判明。カン違いに気づいてがっかりした2人でしたが、海外旅行の経験がないことから海外ロケを楽しみにしたり、最後はノリノリな番宣写真を撮ったり、戸惑いつつも出演は快諾した、というところでネタばらしされたんですが、この際も『水ダウ』だと知って“やった出れたよ!”“毎週録画してる!”とコンビで大喜びしていました。今回は、ぺこぱの『水ダウ』デビューだったんですが、この前向きな姿勢に“純真無垢な少年みたいでいいな”“ポジティブ過ぎて推せる”と視聴者に好印象を与えました」(前出の女性誌記者)

 ぺこぱのスタイルである“ノリツッコまないボケ”という名称は、ぺこぱが決勝進出した19年の『M-1グランプリ』で、審査員の松本が命名したのがキッカケで広く浸透した。松本とぺこぱには深い縁があるのだ。

「今年1月30日の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)でも、浜田のツッコミに“愛のある拳は痛くない!”と返した松陰寺に“いいねえ!爪痕残したんじゃない?”と言うなど、松本はぺこぱを気に入っている。漫才作家の本多正識さんが5月28日の『日刊ゲンダイ』でダウンタウンを“ノリツッコまない漫才の元祖”と指摘したこともあるし、意外と近い感性があるのかもしれませんね(前同)」

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