■大森は「クマのぬいぐるみ」?

 (※本記事は以下『私の家政婦ナギサさん』最終話に関するネタバレを含みます。これからご覧になる予定のある方はご注意ください)

 9月1日に放送された最終話でも気になるシーンがあったという。

「最終話で、メイとナギサさんはトライアル結婚生活を送り始めました。最初は、メイが夫になったナギサさんを想像してはニヤニヤするなど楽しく生活していたのですが、トライアル結婚生活が始まって3日目、ナギサさんは、メイに黙って人間ドックを受けに行き、その結果を見て、メイのもとを去ってしまうんです。離れたとはいえ、ただ連絡を無視する程度のことで、大森の優しいイメージも相まってか、どうせ戻ってくるという安心感も出てきてしまい、あまり感情的に揺さぶられなかったんです。

 ただ、これが遠藤だったら、メイのもとを去った時点で、2人が二度と会えないのでは、という緊迫感が出たかもしれませんし、再会するまでのハラハラ度が増したのではないか、と思います」(前出のドラマウォッチャー)

 こうした話を聞くと、遠藤版ナギサさんも見たくなってしまうが、

「遠藤は目つきが鋭く、見た目だけで言えば、とっつきにくい印象があります。彼のほどの強面だと、メイがナギサさんにわがままを言う際も、少し躊躇いが出てきてしまうのではないでしょうか。

 一方、大森のナギサさんは、男性というより、ぬいぐるみのようなイメージがあります。男女を意識させず、女の子の部屋にある大きなクマのぬいぐるみのように、ただ無条件に女の子の精神的支柱になり、何でも聞いてくれそうで、つい心を開いてしまう雰囲気があります。これは今作の魅力の一つになっていると思いますし、遠藤だったらそれは出せそうもない(笑)。結果的に大森が演じて良かったのではないでしょうか」(前同)

 9月8日には特別編の放送も決定。大森に癒やされるのはもちろん、遠藤版のナギサさんを想像してみるのも、楽しいかもしれない。

あわせて読む:
・大森南朋、『わたナギ』最終回告知で早くも“ナギロス”広がる
・多部未華子『わたナギ』地味ドラマが視聴率で圧勝のワケ
・飯尾和樹の“忍法ドハマリ”ブレイク!「ぺっこり百貨店」と「まさかのモテCM」
・ウス顔女優・多部未華子が発揮する「3つの最強ポテンシャル」

  1. 1
  2. 2
  3. 3