■「大麻のハードルが低くなっている」

 芸能プロ関係者は語る。

「これだけ逮捕者が続出しているわけですから、芸能界での大麻のハードルが下がっていると言えるでしょう。特に若手のタレントなどの間では、覚醒剤やLSDといった“ケミカル”と言われる薬物は健康に害があるから絶対ダメで、でも大麻は“ナチュラル”。かつ、オーガニックな環境で栽培されたものならよりOK、と考える人もいるんです」

 カナダや米国一部の州で合法化が進むなど、海外の一部では大麻解禁の流れが起きている。

「“グリーンラッシュ”という大麻ビジネスの盛り上がりを指す言葉まで出てくるほど、 世界的な大麻の合法化と産業としての成長が盛んになっています。日本でも、近くない将来だとは思われますが、大麻の成分を使った製品が合法化する可能性もまったくゼロとは言えないでしょう。

 しかし、現時点で、大麻は完全な違法です。それにもかかわらず、“大麻はケミカルな薬物とは違うから大丈夫”と平気で言ってしまうタレントもいますね……」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5