■三浦さんの映画はあと2つ残っている

「18年の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』に、三浦さんは、孤独で愛に飢え、道を踏み外してしまった悲劇の青年・伊東鴨太郎を演じていました。彼がカメレオン俳優であることについて同年8月21日に『シネマカフェ』で、“伊東のハマり具合から見て、実は不器用ではないか”“彼はただ生真面目に、ときに頑なまでに、目の前の役に没入しているだけなのではないだろうか”と、考察するコラムがありました。見立ては当たっていたのかもしれません」(映画ライター=以下同)

 劇場版『太陽の子』は、テレビドラマ版とは違った視点で描かれると告知されていて、SNSではすでに《また三浦さんが見れる》《正直なところ複雑です…が、やはり春馬君の命ある姿を目に焼き付けたい》《春馬くんはじめ全キャストの皆さんが全身全霊で挑んだお芝居を大切に受け取ります》

 と、多くのコメントが寄せられている。正式公開決定の告知を、『太陽の子』公式ツイッターではなく、三浦さんとスタッフのツイッターで行ったことについて、スタッフに敬意を示すコメントもあった。

「残念ながら、来年Huluで配信予定だったドラマ『ボーカリスト』は、撮影前に三浦さんが急逝してしまったため出演できませんでしたが、実は『太陽の子』以外にも、生前の三浦さんが出演した作品2作が、来年公開予定となっています」

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