■キーワードは1000倍返し

 この回の最後に飛び出した「1000倍返し」にツイッターは大盛り上がり。「前のラストは100倍返し。倍返しのスケールでかくなっとる」「1000倍返しはどうくるか楽しみ」と、さまざまな声が挙げられていた。

 この「1000倍」は箕部、中野渡、大和田、それぞれ10倍×3で1000倍と分析している投稿もあった。確かに最終回は、半沢が敵対するこの3人をやっつけるというのが、誰もが期待する展開だろう。権力を振りかざす政治家の箕部はもちろん、銀行のトップ中野渡に、宿敵の大和田と、彼ら3人を追い落とせば、“現代の水戸黄門”といわれる本作の面目躍如となる。

 さらに最終回予告では、出向の辞令を下す中野渡に対し、退職願いを出す半沢の姿が映っていた。銀行を守るために、自分から身を引く? カッコいい男の去り際を描くラストが用意されているならば、新たな名シーンとなるはずだ。

 しかし、ツイッターにはこんな見解も寄せられていた。「“3人まとめて1000倍返し”の本当の意味は、頭取、大和田、自分(半沢)の3人が、受けた仕打ちをまとめて箕部に叩き返す」「箕部幹事長をだます芝居のような感じするな」。つまり、中野渡と大和田、9話で完全に敵対した3人が手を組んで箕部をやっつけるという、トンデモ展開を予想する声があるのだ。

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