■成長した“一大メディア”に求められる倫理観

 前出のITメディアライターは言う。

「テレビで、もしやらせが発覚した場合、通常であれば、その番組は即打ち切りなどの処置が下されます。やらせはそれほど重大な問題なのですが、YouTubeだと、やらせを認めたヒカルは普通に活動を継続していて、ラファエルにいたってはテレビ番組で自身の過去の動画の99%がやらせだと告白しています。

 YouTubeは個人が制作しているもので、撮影チームといえど少数。制作段階でチェック機能がなく、嘘、やらせを止める人がいないのが問題でしょう。今やYouTubeはテレビと並ぶ影響力がある一大メディアに成長していますから、倫理観もしっかりしていないと、今後クリエイターとしてやっていくのは厳しいのではないでしょうか」

 正直者が得をする世界が訪れるのか。今後のYouTuberの動向に注目したい。

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