■調教に乗った騎手の口から「ヤバい」
続いては土曜中山3R(ダート1800m)。ここには確勝級の馬が出走予定だ。
「アイリーライフ(父ヘニーヒューズ、母ピサノキャニオン)は稽古通りならまず負けないと思います。前進気勢がものすごい。古馬と併せていましたが、こっちのほうが断然上です。面白い話があって、換気のために窓を開けながら調教を見ているのですが、調教に乗った横山武史騎手が、相手を抜く際に“ヤバい、ヤバい”と言っていたのが聞こえたんです(笑)。どういう意味の“ヤバい”かは分かりませんが、私にはうれしそうに聞こえました。それだけすごい動きだったのでしょう」(美浦トラックマン)
それ以外が混戦だけに、頭固定でも良さそうだ。同じく土曜の中山5R(芝1600m)。
「ララパピヨンドメル(父ヴィクトワールピサ、母ウィストラム)は欠点らしい欠点がないですね。牝馬にしては厚みがあり、グッと伸びます。除外があったのがプラスに働いていますね。あとはレコレータ(父ハーツクライ、母エヴィータアルゼンティーナ)も動きが良いですね。初戦から仕上がっています。この2頭がいいですね」(前出の美浦トラックマン)
最後は日曜中山5R(芝2000m)。
「ジャンカルド(父ハービンジャー、母クッカーニャ)はすべてがA評価。今週の調教の動きにビックリでした。並ぶ間もなく抜き去り5馬身話しましたからね。ビシビシやって肌の艶も良く抜かりはないと思います。相手は。動きのいいセルヴァン(父ハービンジャー、母メルヴェイユドール)、ルーパステソーロ(父ゴールドシップ、母ハピネスフォーユー)あたりですが、面白い馬も多いので広く買ったほうが良さそうです」(前同)
アイリーライフとジャンカルドはともに武井亮厩舎。今週はこの厩舎から目が離せない。