■野村周平の参戦でドラマが本格始動

 これが、この「火曜9時枠」にピッタリなのである。6月は『探偵・由利麟太郎』、そして8月が『竜の道 二つの顔の復讐者』。どこか昭和のテイストを感じさせつつも、スタイリッシュなムードを混ぜ込んだ温故知新枠とでも言おうか。

 そして今回の『DIVER-特殊潜入班-』も「仕置き人モノ」である。昭和時代は、お気楽なキャラの裏で悪人を裁く『必殺仕事人』(テレビ朝日系)『ザ・ハングマン』(朝日放送・テレビ朝日系列)。平成時代は穏やかな仏キャラの裏で悪人を裁く、堺雅人(46)主演の『ジョーカー 許されざる捜査官』。そして、令和時代は『DIVER-特殊潜入班-』。福士の持つスタイリッシュな雰囲気と、野村の昭和スターの佇まいにより、どんな展開となるのか興味津々だ。勧善懲悪ではないあたりが新時代を感じさせる。

 そしてもうひとつ、このドラマの重要ポジションが「D班の存在を知らないトリオ」だ。お調子者の上司、鏡課長(正名僕蔵/50)と若手の上島刑事(正門良規Aぇ!group/23)、中堅の大山刑事(中山義紘/30)の、ドラマを底上げする重要な存在である。私個人の調べであるが、キャラが立った3人組がウロチョロするドラマはたいてい面白い! 全5話と短いので、ドタバタ・トライアングルの見せ場をどんどん増やしてほしい。(田中稲)

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