■千鳥はレギュラーでガチガチ

 年末年始特番のオファーを出す際は、芸人のスケジュールの余裕も大切だという。

「今、大人気の千鳥にも、本当は特番に出てほしいのですが、コンビ揃ってのレギュラーだけでも11本もあります。そのため、スケジュールがレギュラー番組でガチガチに固まってしまっていて、オファーを出す前に諦めてしまうところが多い。それに比べて、チョコプラはコンビのレギュラーが6本程度で、多少スケジュールの融通が利くところもあるため、声をかけやすいんです」(前出のバラエティ番組ディレクター)

 さらに、若者たちからの人気も、チョコプラのオファーにつながっているという。

「テレビ局は、コア層(13~49歳)の個人視聴率のアップが急務とされていますが、チョコプラは『有吉の壁』(日本テレビ系)から生まれたTT兄弟やMr.パーカーJr.などが子どもから絶大な人気を誇っています。また、彼らはYouTubeやTikTokといったネット上の活動も積極的に行っていて、先日も歌手の瑛人(23)の 『香水』のMV再現が流行りました。

 こうしたネット上の活動で若者からも支持を集めていて、出演番組のコア視聴率の強化が狙える見込みがあります」(放送作家)

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