■今年の下半期は星野×野木脚本と共に
さらに映画『罪の声』では、星野は京都に住む関西弁の男・曽根俊也(そね・としや)を演じる。父の遺品から出てきた、幼少期の自分の声を録音したカセットテープが、30年以上前に起きた食品会社への脅迫事件に使用されたテープとまったく同じ内容だったことから、事件に巻き込まれていく、という内容だ。同作での星野は、新聞記者の阿久津英士を演じる小栗旬(37)とW主演になる。
「野木さんについて星野は、“心から信頼し、尊敬している土井監督、野木さんとまたご一緒できることも本当に嬉しく、幸せに思います”と、19年4月18日にメディアにコメントを寄せていました。
予告の時点で、志摩や平匡とは違う、“ふつうの人なのに理不尽に巻き込まれてしまった被害者”という雰囲気が色濃く出ていて、こちらも話題作になるのではないでしょうか」
考えてみると、5~7月は『逃げ恥』再放送、6月末~9月は『MIU404』、10月30日からは『罪の声』と、2020年後半はほぼ絶え間なく「主演:星野源×脚本:野木亜紀子」がファンに供給されることになる。まさに鬼に金棒というべき取り合わせだろう。
そして、21年1月には『逃げ恥SP』が放送。間違いなく話題になるだろうが、2021年以降、星野と野木による『MIU』や『逃げ恥』を超える名作が生まれるかもしれないーー。