■昨年はT氏と『ガキの使い』チームが激突!?

 昨年、T氏は日本テレビ上層部からのたっての依頼で『笑ってはいけない』の演出を担当することになったという。

 放送作家はこう話す。

「実は昨年、最初の打ち合わせでTさん率いるチームでまとめてきた企画書を、ダウンタウンの盟友である放送作家の高須光聖さん(56)をはじめ、『ガキの使い』チームが“これはちょっと違うんじゃ”と、否定したそうなんです。

 すると、Tさんは“じゃあ僕は辞めます”と、その場で会議室を出て行ってしまった。それを『ガキの使い』チームが引き止めるという“衝突”もあったといいます。

 高須さんをはじめ、『ガキの使い』チームはこれまで十数年にわたって『笑ってはいけない』を作ってきたこともあり、Tさんの斬新な提案内容に納得がいかなかったのかもしれません。Tさんは局の上層部から“視聴率を取る”という命題を課せられていたわけで、笑いを追求する『ガキの使い』チームとのギャップもあったのではないでしょうか。

 ただ、両者はその後すり合わせを重ね、最終的には納得いくものができたと。昨年はTさんが手がけたサプライズと笑いの演出の連続で、視聴率も回復し、視聴者からの評判も上々。昨年の実績が評価されて、Tさんが今年も総合演出に起用されたのではないでしょうか」

 今年の『NHK紅白歌合戦』』は前代未聞の無観客&リモート開催になる。T氏による『笑ってはいけない』が、ついに視聴率で『紅白』を上回る“ジャイアントキリング”もあるかも。今年、大晦日の放送が楽しみだ!

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