■売れっ子俳優が揃ったから起きた現象
一方、森は『エール』で音の妹・梅を演じていて、文芸雑誌『文藝ノ友』の新人賞を受賞し、作家デビューを果たしたという役柄。つまり、森と古川が演じているのは叔母と姪という関係だ。
そんな2人が同じコンビニでバイトするだけでなく、同じアパートに住み、樹木はスーハンが描く、青春スポーツ漫画のアシスタントまで務めているのだ。これを見ていた視聴者は、小説家を目指していた梅が、姪の漫画家デビューを手伝っているなどと楽しんでいた。
人気俳優が別のドラマで再び共演することは珍しくないことだが、今回はメインの森と中村の両方で発生した。特に森の場合、現在放送中の『エール』とかぶっていたため、ドラマ内で生まれたパラレルワールドにザワついたのだろう。物語を楽しむには、頭を整理して見ることが必要かも?