■インド人に恋したのか、バターチキンカレーに恋したのか

 大阪ミナミのコミュニティFM、YES-fmでは『じゃんぐるレディOh!』という、毎週ランダムにMNBのメンバーが3名登場する番組を放送している。その3月2日の放送で、石田優美新澤菜央を相手に、カレーにまつわるこんなおどけた話を開陳した。

「私がバターチキンカレーに出会ったのは、私が中学生の時なんですけど。バターチキンカレー屋さんに行ったときに、すごいイケメンなインド人の店員さんがいたんですよ。で、その人に恋しちゃって。『ヤバい!これは恋だ!』って思って、その人に会うために週3日ぐらいバターチキンカレーを食べに(笑)」

 バターチキンカレーに特化した店が東京にあるかは、寡聞にして知らない。インド人店員は店を辞め、恋は成就しなかったが、バターチキンカレーの魅力に気づいてしまった夏海だった。

「『もういいや~』って思ったから、また次、違う所のバターチキンカレー屋さんに行って。インド人のおじさんに恋をしてしまって。で、そこも3ヶ月ぐらい通って。そのおじさんもどっか行っちゃったんですけど(笑)」

 なぜか連続でインド人に恋(なのか?)してしまった彼女はその後、「バターチキンカレーに頼る恋はダメ」だと思い、イケメンやオジサマを意識せず、近所の店に食べに行った。すると店舗によって味も違い、見た目も違うのだと気づき、「そこからインドにハマった」んだそうだ。マサラムービーを観ては、ダンスの振付を自分でしようとさえ思ったとか。

 そこまで言われれば、行きつけの店を発見したくなる。まずはNMBのブログ内で「坂本夏海+バターチキンカレー」で検索をかける。すると4件がヒット。全部本人による記述だ。+カレーでも7件のみで、他のメンバーの書き込みが3件増えるだけ。

 4件のうち最初は先述の18年4月5日の自己紹介で、次は同月9日、その次は同月16日、最後は5月29日と短期に集中している。9日のタイトルは『ここはどこだ』。「チーズナンちゃんとバターチキンカレーくんとはずっとお友達でいたいなぁ」と書かれた上に、インド女性の写真がプリントアウトされたクッションを抱き、満面の笑みの夏海がそこにいる。インド料理屋にいたことは間違いない。しかし、「ここはどこ?」と問いかけながら、答えは「ここです」と、店名を明らかにしなかった(翌日付のブログに「インド料理屋」とのみ回答)。

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