さらに大園は、澤部の「(コンディショナー)してるとこんぐらいの長さでもちょっと柔らかくなるんすよ」という話もメモして「書かなくていい!」とツッコまれたり、メモになんと書いたのか聞かれたときに「『コンディショナーするとぼうずはやわらかくなる』と書きました」と報告して「夏休みの宿題みたい」とツッコまれたりしていたのだが、リモート収録でMCの2人にこれだけツッコませるとは、彼女の天性の才能を感じさせた。
■「メモキャラ」の定着
番組が終わる頃には、大園に欅坂46のルール以外のどうでもいい情報もメモするという「メモキャラ」がすっかり定着していた。大園のメモはその書き方も面白く、澤部が若手時代に着ていたシロクマの絵が入ったトレーナーを捨てずにとってある話を「白くまのトレーナー既存」とメモしたり、増本綺良の自宅の洗濯機から魚肉ソーセージのような臭いがする話を「きらちゃん家の洗濯機は魚肉ソーセージ」とメモしたりと、毎回なんと書いたのか聞きたくなるような文言で書いていた。最終的に大園は、澤部に称賛の意味も込めて「大園はスタジオ(収録)始まっても小っちゃいメモ帳持っとこうか」と言われていた。
(文・鎌形剛)