■文春と前事務所の裁判が決着

 2015年4月発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、当時の所属事務所がのんにパワハラをしたとする記事を掲載。この記事が名誉棄損にあたると、所属事務所側が当時の編集長と発行元の文藝春秋に損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地裁に提訴したのだ。

 2019年4月の1審では、「事務所と対立関係にあるのんさんの発言のみに基づいており、事務所側に確認していない」と計660万円の賠償を命令。同年9月の2審議判決では「記事の一部は真実性が認められる」として減額した。

 そして今年10月6日に、最高裁第3小法廷は文春側の上告を受理しない決定をし、計440万円の支払いを命じた判決が確定している。

「裁判が一区切りしたこともあり、のんも心機一転、今後もどんどん新たな仕事に取り組んでいくことになるのではないでしょうか。そういった意味で、12月公開の新作映画は彼女にとっても最高のプロモーションの舞台になるのではないでしょうか」(女性誌記者)

 映画『私をくいとめて』は、10月31日より開催される「第33回 東京国際映画祭」のコンペティション部門にもノミネートされている。

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