■中村倫也と森七菜が急接近

 そんな中村だったが、今回の『恋あた』では、夢破れた女性にスイーツ開発という夢を与える、シンデレラストリーのヒーロー役だ。第1話と第2話ではヒロインのピンチにさりげなく寄り添うなど王道の展開で、今度こそハッピーエンドを迎えられそうな予感を漂わせている。

 中村が恋の本命である一方、本ドラマでは、しっかり当て馬的な役がいる。中村に代わる新たな“報われない系俳優”として視聴者を切なくさせているのが、浅羽の地元の後輩であり、樹木とコンビニスイーツ開発を行っているパティシエの新谷誠を演じる仲野太賀だ。

 第1話では、樹木が「どうせ私なんかが頑張ったってムダでしょ?」と落ち込んだときの壁ドンが話題に。新谷は樹木に壁ドンしながら電気のスイッチを消し、再びスイッチを押すと、「再起動。その“どうせ私なんか”スイッチが入ったらまた言って。また俺が再起動してあげるから」と語りかけた。

 この、壁ドン“再起動”が多くの視聴者を胸キュンさせ、視聴者はツイッター上で「仲野太賀くんが良いやつすぎて泣く。ほのかな恋心を応援したくなる」「太賀くんの壁ドンで見つめる目が優しくて最高」「中村倫也と仲野太賀が二者二様にカッコ良すぎてどっちにも恋に落ちてしまう」などと、仲野ファンが急増していた。

 また、第2話では、樹木への新谷の想いが空回りする。夜中まで商品開発をして眠った樹木に掛けるため、毛布を探して戻ってくると、浅羽社長に先を越され、スーツを樹木に掛けている姿を目撃。さらに、スイーツの審査に落選して落ち込む樹木を探すため走り回り、電話をかけても繋がらない。

  1. 1
  2. 2
  3. 3