「制作費の削減が厳しくなってきていて、各局ともに出演者のリストラに着手し始めています」
こう話すのは、制作会社関係者。新型コロナウイルスの流行もあって、テレビの民放各局がピンチに陥っているという。
「テレビ不況に加え、コロナ不況が直撃。広告出稿が激減していて非常に厳しい状態です。この影響で全局が10月から番組制作費の見直しと削減を行いました。もちろん、6年連続で年間視聴率三冠王の座をキープしている日本テレビも例外ではありません」(前同)
制作費削減の中で、真っ先に睨まれる対象が、長期間にわたって続いている「息の長い番組」だという。
「息の長い番組の中でも、特に2008年より前に放送が始まった番組は制作コストがかなり高い。この年にはリーマンショックがあり、不景気で制作費の見直しがあり、その前後では制作コストがかなり違うんです。そのため、局が制作費を削るとなったときは、真っ先に古い番組に手を付けようとするんです」(同)