■竹内は“車で戦うヒーロー”だった

 竹内は14年の『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)に主演し、スターの仲間入りを果たした。ただでさえ「ヒーロー俳優が不祥事」というのは最悪のスキャンダルとなるが、竹内が演じた『ドライブ』の場合、本当にシャレにならないのだ。

「『ドライブ』は、“バイクではなく車に乗って戦う仮面ライダー”として唯一無二の個性を放つ作品です。しかも、竹内が演じたのは“市民を守る警察官”。そんな俳優が交通事故なんて起こした日には目も当てられない。軽い交通違反でさえ、そうとうイメージは悪いですよね」(特撮ライター=以下同)

 劇中では愛車『トライドロン』を利用して敵を倒す場面もある。もちろん敵は怪人で『仮面ライダー』ではよくあるアクションだ。ファンは冗談交じりに「ひき逃げアタック」という呼称を使うこともあるが、もし竹内が大事故を起こしたら、週刊誌や新聞に似たような煽り文が掲載されることは、容易に想像できる。

「残念ながら実例もあるんです。01年の『アギト』で映画限定のライダー『G4』を演じた唐渡亮(55)は、09年に酔ったはずみで交番のドアガラスを蹴って器物損壊容疑で逮捕されてしまったんですが、当時の『日刊スポーツ』の見出しは『唐渡亮が交番に“ライダーキック”で御用』でした」

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