■ハリウッドは邦画とは比べ物にならない規模

 邦画の製作費の相場は数千万円から5億円程度とされ、10億円を超えると超大作映画と言われる。

 また、山下が主要キャストとして出演した、世界30か国で配信されているHuluオリジナルドラマ『THE HEAD』の製作費は1話数億円とも言われている。

「やはり日本の映画やドラマに比べると、世界市場を相手にしているアメリカのコンテンツの規模はケタ違い。元SMAP木村拓哉(48)が主演を務めた映画『マスカレード・ホテル』の製作費だって、宣伝費なども含めて、どれだけ高く見積もっても10億円でしょう。それは、今回、山下が出演する映画と比べると20分の1なわけです。ジャニーズ事務所が日本のエンタメ業界に多大な影響力を持っているといっても、世界的ヒットメーカーのウィル・スミスのそれに比べたら遥かに小さい。

 11月12日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、山下は“自主退所”という形をとって撮影地のカナダに向かったといいます。公式発表を読むと“円満退所”だとも思えますが、ジャニーズ事務所は山下がやったことは“海外逃亡”だと憤っていると同誌では伝えています。

 ただ言葉は悪いですが、すでに世界的に活躍している山下からしたら、“もはや極東のイチ芸能事務所にごちゃごちゃ言われたところで関係ない”といったところではないでしょうか。ジャニーズ事務所にとどまっていたら、製作費200億円というスケールの作品に携わることはできなかった可能性が高い。今後の活躍の規模や収入面を考えても、山下がジャニーズ事務所との契約をぶっちぎってしまうのも納得できるような気がします」(前出の芸能プロ関係者)

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