■NHKの番組であろうともサービス精神は旺盛

 ここまで書くと、何やら重たい話に終始したようにも聞こえるだろうが、さすがは田中。公共放送・NHKの番組であろうとも、サービス精神は変わらず旺盛だった。夕刊紙記者がこう言って、目を輝かせる。

「冒頭から口に歯ブラシを咥え、ジュプジュプと出し入れする歯磨きシーンがあります。当然、ボディも見どころ満載」

 アラサーの星として、今や多くの女性から支持を得る存在となった田中。局アナ時代、テレビ受けする、ぶりっ子キャラが何かと批判されたが、そうした“あざとさ”すらも、年を重ねた現在では、彼女の強烈かつ最大の武器になっているようだ。

「収録後、これまでメディアに使い捨てされたタレントに思いを馳せる場面が印象的でした。なんだか、NHKを使って各バラエティ番組に、“私の扱いを考えろ”とプレッシャーをかけているように見えたシーンでしたね。それでも、密着最終日にディレクターに対し、“やだなぁ、今日で密着終わるの”と甘えた声を出す姿は、さすがのひと言でした」(制作会社スタッフ)

 共演経験がある芸能コラムニストの高杉順平氏は「今回、NHKは、完全に彼女に手玉に取られましたね」と話す。続けて、「彼女とは二度お会いしましたが、二度とも名前を覚えてくれ、カメラが回っていないときに僕の趣味に合わせた話を振ってくれたりと、大勢いる共演者の一人にもかかわらず、すごい下調べをしてくれていました。女性スタッフとは、彼女たちに合う美容の話を交わすなど、常に手を抜かない。一度会うと忘れられなくなる、真の人たらしですよ」

 同番組放送翌日の10月28日発売のファッション誌『Numero TOKYO』でも、“期待に120%応える”姿があった。前出の高杉氏も、「全力で手を尽くしたボディでした」と唸る、見事な仕事っぷり。うーん、さすがプロフェッショナル!

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