■堀厩舎の中でもトップクラスの馬体!
続いて東京6R(芝1400m)。ホウオウマルゴー(父ディープインパクト、母ハヴユーゴーンアウェイ)は2019年のセレクトセールで、1億3000万円という高値で落札され注目を集めた1頭だ。
「ホウオウマルゴーはまだ非力っぽさがあるのですが、追い切りの動きは抜群。今のチップは重いのですが、ケロッとしている。重心が低く乱れがないフォームにも好感が持てますね。本命にしていいと思います。
対抗はルージュアドラブル(父ロードカナロア、母ココロノアイ)。今週の追い切りは気持ち遅れたのですが、それは相手を待っていた部分もあるので、気にしなくていい。芯が入っていて走りっぷりも良いので、初戦から狙いたいタイプですね」(前出のトラックマン)
日曜は東京5R(芝1600m)をピックアップ。POG的な注目はフェットデメール(父エピファネイア、母ディアデラマドレ)。
合同撮影時には、育成先のノーザンファーム早来で「運動神経の良さを感じさせる、バネの利いたいい動きをしています。素軽さもあり、これは母から受け継いだのかもしれませんね」と高い評価を受けていた。その後の成長具合はどうか。
「体がまだ小さく、乗っている助手さんの大きさが目立っています。まだ成長待ちな面も否めませんね」(前出のトラックマン)
と、少し辛口な評価。
「ここはカフェカエサル(父ラブリーデイ、母プロミネント)に期待したいです。調教を始めた当初は重くて古馬に太刀打ちできていなかったのが、ここにきてグングンと上がっています。最終追い切り持ったまま抜けていました。堀厩舎の2歳馬の中で血統は地味に映るのですが、見た目だけなら1、2を争うんじゃないでしょうか。
堅実な血統のトゥルーアート(父ダイワメジャー、母イグジビットワン)はしっかり攻め込んでいて、キレもありそう。メリハリの利いた調教をこなしていて、ここは楽しみですよ」
フェットデメールの馬体が寂しそうであれば、この2頭を軸に勝負しても面白いかもしれない。
最後に重賞の予想はこちら。
デイリー杯2歳S ◎レッドベルオーブ〇ホウオウアマゾン▲スーパーホープ
武蔵野S ◎サンライズノヴァ〇タイムフライヤー▲メイショウワザシ
福島記念 ◎アドマイヤジャスタ〇ロードクエスト▲マイネルファンロン
エリザベス女王杯 ◎ウインマリリン〇ウインマイティー▲ラッキーライラック