大盤振る舞いの12月、パチンコ&スロット「年間ベース」で勝ち越すには【ギャンブルライター・浜田正則コラム】の画像
(イラスト/玉三郎)

 みなさま、令和2年もあと残りわずかとなりましたが、今年のトータル収支はいかがでしょうか。ここで用いた、この「トータル収支」というのがパチンコパチスロというギャンブルをする上では非常に大事ですので、今回はこれについて記したいと思います。

 私が唱えるトータル収支は、「年間ベース」でのトータルを指します。この考え方は、月単位で露骨に「アケシメ」や「台そのものの甘さ」がまるで違うパチンコパチスロをするのに、とても適していて、実際に私自身が、今年も現時点で約100万程度のプラスであることを含め、このスタイルで33年間連続で勝ち越しています。

 当欄においても、これらのテーマに幾度か記載したこともありますが、改めて記すと、パチンコパチスロは「甘い月」と「シブい月」があります。

「どの月が甘くって、どの月がシブいのか」。これって、まぁまぁ毎年一緒で、「例年、同じ月がまた翌年も同じように有利」であったり「不利」だったりします。

 そこに加えて、「その年によって都合が違ってくる要素」をミックスして攻め方を考えるのが「その時その時の最適な立ち回り」という感じです。ちなみに今年を例にすると……。

★毎年恒例の甘い月
1月
3月
4月(連休前まで)
5月(連休後)
7月
8月(お盆あと)
12月

×シブい月
2月(4週間しかないから回収日が足りなくて通常が辛くなる)
6月(株主総会が集中するため、売り上げを見せなければならないため、バラ撒きにくい&夏商戦の新台購入費用を用立てるべくシメる)
8月(お盆明けまでは暑さ逃れ&夏休みでお客が来てくれるので、夏の新台費用を回収)
9~11月(秋はシブい)

 ここに、「今年ならではの要素」を加えます。

★今年ならではの要素
・コロナ禍(店休要請&公共の場にお客が行かなくなる&仕事がなくなってファンの人たちのふところが乏しくなる)
・パチンコパチスロ台の仕様変更(バクチ度を下げるように要請を受けた)
・全面禁煙

 など。

 ファンにとって期待の持てない要素が多いですが、これらを踏まえて今年を振り返ってみたところ、案の定、パチンコパチスロにおいて、いい話を聞くことはありませんでした。

 ですが、予めそれを考慮した上で、押し引きをうまく駆使した結果、こんな状況下でも私は100万ほどのプラスをあげることができました。みなさまも、この「立ち回り」というものを不肖私を参考にして、「年間トータルでのプラス収支」を意識してもらえれば収支は上向くと思います。

 では、後半はそんな立ち回りの要素を踏まえて、12月の指南に入ります。

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